SAX・FLUTE

サックス・フルートレッスン

 

レッスン内容・ポイント

サックスの基礎

木管楽器は楽器の穴を開けたり塞いだりすることにより、管の長さを変えて高い音や低い音を出しています。この管の長さとは、吹き口から1番最初の空いた状態の穴までのことです。そのため、低い音を吹く時は管の長さは長い状態にあり、低い音を出す時は短くなります。

なぜこの説明を最初にしてるのかと言いますと、楽器はその運指で息を吹きいれさえすればその音が出るという訳ではないからです。どの音にも同じように息を入れていては短い管の時は軽い音になり、低い音の時は音が裏返るようになります。

サックスを手にしたら、まずは正しい持ち方をマスターしましょう。

サックスや種類と問わず、右手の親指、口、ストラップの3ヶ所で支えます。口では主に上の歯で押さえて下唇は歯にかぶせるようにしましょう。
姿勢については背筋を伸ばして…といったイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、基本的には自由です。プロの演奏家であっても演奏時の姿勢はさまざまです。できるだけリラックスすることを意識して、自分に合った姿勢を探すようにしましょう。
サックスはキー操作によって音程を変えることができる楽器です。ポジションを覚えながら、自由に運指できるようになりましょう。吹きながら運指するのが難しいのであれば、しっかりと目で確認しながらポジションを覚えるのもおすすめです。

安定したロングトーンのための基礎練習

サックスで美しい音色を奏でるためには安定して息を長く吹き続けることが求められます。そこで、これからサックスをはじめる方はまず、できるだけ長く一定の強さで息を吹く練習をしましょう。
一度に強く吹くのではなく、細く長く吹くことを意識しましょう。さらに、胸ではなくお腹から息をする腹式呼吸を用いることでより安定した息を長く出せるようになります。
楽器を使う必要はありませんので、毎日寝る前などに10分程度でいいので長く息を吹く練習をする習慣を取り入れましょう。それだけで、安定したキレイなロングトーンを出せるようになります。

指をバラバラに動かすトレーニング

サックスの演奏にはキーの操作が必要です。そこで求められるのが、指をバラバラに動かすこと。普段の生活の中では全ての指をバラバラに動かす機会はあまりありませんので、いざキーを操作しようとすると変に力が入ってしまったり、指がつってしまったりしてうまく操作できません。
そこで、日常的に指をバラバラに動かす練習やストレッチをするようにしましょう。このトレーニングも楽器がなくても行うことができますので、日々の生活に取り入れてみましょう。ちょっとしたことですがサックス上達に大いに役立ちます。

音楽教室のすすめ

今日ではあらゆる楽器の教則本やDVDなども登場していますし、ネット上にも多くの情報が溢れています。これらの情報をうまく使いこなすことができれば、独学でもサックスの上達は可能です。
しかし、サックスは自由度が高い楽器だけあって、人によってプレイスタイルは異なります。それこそ、クラシックとジャズでは多用される奏法も異なりますので、自分にとっての正しいスタイルを見つけるのが難しいのです。
前述の通り、今日ではサックスに関する情報が溢れていますが自分にとって必要なものを選ぶことができず、迷子になってしまう可能性もあります。
結果として独学の場合は、自分がすべきことがわからないまま挫折してしまったり、時間をかけて練習しているにも関わらず正しい奏法が身につかないケースが多いのです。
その点、音楽教室であれば自分のレベルや目標に合わせて適切な指導を受けることができます。なので、自信を持って練習することができますし、着実な成長を期待できるのです。
よく、サックスの練習は筋トレに例えられることがあります。筋トレも闇雲にやっていてもなかなか効果が得られないばかりか、誤った方法で無理をすると怪我の原因にさえなります。逆に自分にマッチした正しい方法で積み重ねていけば着実に結果が出せます。
サックスの練習も同じで、ポイントは自分にとって正しい練習法を知り、積み重ねていくことによって上達できるのです。なので、独学は絶対にNGというわけではありませんが、より着実に結果を得たいのであれば音楽教室に通うのがおすすめです。

フルートの基礎知識

フルートは、透明感のある高音域と柔らかく包み込むような中音域を持っている木管楽器です。

和音やメロディーライン、ソロなど、曲中のあらゆる場面で活躍し彩りを添えてくれます。初心者がフルートを吹く上で大切なのは、唇の形と腹式呼吸の2つを意識すること。

また、フルートを吹くときの構えがしっかりできていないと綺麗な音は出てくれません。最初から音をしっかり出すのは難しいですが、練習を続けるうちにフルートはどんどん上達していきます。以下で紹介する練習方法を参考に、毎日コツコツとフルートを吹いてみてください。

フルートの基礎練習

アンブシュア

アンブシュアとは唇や口の形のことを指し、管楽器を演奏する上で重要な要素です。特にフルートは自分の息だけで音を出す楽器のため、息の出口であるアンブシュアが演奏に大きな影響を与えるでしょう。
アンブシュアを安定して作れるようになると、音も安定して出せるようになります。アンブシュアの基本的な作り方は以下の通りです。

  1. 口全体をリラックスさせて、かすかな笑みを浮かべるように唇を横へ引く
  2. 唇の中央を軽く開き、米粒くらいの大きさのスペース(アパチュア)を作る
  3. アパチュアをキープしながら息を出す

最適な唇の形は人によって違うため、何度も練習を繰り返して自分に合うアンブシュアを見つける必要があります。
まずは吹き込み口のある頭部菅だけを使い、鏡を見てアンブシュアを意識しながら音が出せるよう練習しましょう。このとき、肩に力が入りすぎないようリラックスすることを心がけてください。繰り返し何度も音を出すうちに、アンブシュアとリッププレートに置く唇の位置が掴めるようになります。

腹式呼吸

腹式呼吸とは、息を吸うときに横隔膜を下げるようにしてお腹をへこませ、その逆の動きで息を吐き出すという呼吸法のこと。特にフルートを演奏するときは多くの息が必要となるため、腹式呼吸をマスターすることで音が安定しやすくなるでしょう。
仰向けだと自然に腹式呼吸へ切り替わるため、感覚が掴めないという方は寝転んだ状態で練習してみるのがおすすめです。まずは仰向けの状態で2秒ずつ息を吐く・吸うという練習をし、次に4秒息を吐いて2秒息を吸う、その次に5秒息を吐いて1秒息を吸うというように練習してみてください。
実際の演奏では息を吸う時間よりも吐く時間の方が長いため、こうして段階を踏みながら練習していくのが効果的です。慣れてきたら座った姿勢、立った姿勢でも腹式呼吸ができるように練習してみましょう。

ロングトーン

ロングトーンとは、文字通り長く音を出し続ける練習のこと。まずは「シ」の音に合わせてできるだけ長く安定した音を出してみましょう。
吹き始めは「トゥー」と発音するようにして音を出します。できるだけ音を前に飛ばすイメージで息を吹き込むのがポイント。出だしの発音から鳴っている音の響き、切ったときの響きまで、できるだけ綺麗な音を出せるよう意識してみてください。 最初から拍数や時間を気にする必要はありません。
ただし、慣れてきたらメトロノームに合わせて4拍、8拍と規則的な長さで吹けるよう練習しましょう。ロングトーンは姿勢やブレス、アンブシュア、音色など様々な要素が組み合わさっており、毎日続けることでフルートの上達に近づきます。

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